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恋愛小説家

『恋愛小説家』

人間嫌いで毒舌家の恋愛小説家が本物の恋に目覚めていく姿を描いた、ジャック・ニコルソン主演で贈る恋愛ドラマ。いわゆる「恋愛ドラマ」ではなくちょっと味のあるユニークな作品です。

カッコーの巣の上で

『カッコーの巣の上で』

60年代の精神病院を舞台に、体制の中で抗う男の姿を通して人間の尊厳と社会の不条理を問うK・キージーのベストセラーを、チェコから亡命してきたM・フォアマンが映画化した人間ドラマ。わかりやすいストーリーに込められた強烈なメッセージを感じてください。

『CONVOY』

1978年製、トラック野郎モノです。陽炎の立ち昇るハイウェイを黒い大型トレーラーが突っ走ってくる……。 乗り物も、人情ストーリーも、カッコイイです。

『DESCENT』

6人の女たちが訪れた、地下数マイルに続く異世界。洞窟探検での偶然の事故が、すべての恐怖の始まりだった… 謎の壁画、無数の白骨、記された矢印。出口なしの地下3000メートルで体験する絶対恐怖!ノンストップの絶・体・絶・命!

『NIGHTMARE BEFORE CHRISTMAS』

ハロウィンタウンの「カボチャ大王」ジャックは、偶然迷いこんだクリスマスタウンの楽しい光景に、すっかり魅せられた。彼を思うサリーの心配をよそに、ジャックはハロウィン風クリスマス計画に没頭した。 棺おけ型のそりに骸骨のトナカイ、絶叫モノのプレゼント、そしてサンタクロースの誘拐と、なんとも不気味なクリスマスが始まる。

『APOCALYPTO』

マヤ文明後期の中央アメリカのジャングルを舞台に、妻子や仲間とともに平和に暮らしていた青年の過酷な運命を描くアドベンチャー・スリラー。監督は『パッション』で世界中に衝撃を与えたメル・ギブソン。映画経験のない若者たちをキャスティングし、全編マヤ語で前人未踏の映像世界を作り上げる。

『ARSENE LUPIN』

情熱家なのに飄々として、盗みをせずにはいられない、そしてツメの甘いルパン。 才能があり、若くて、自負があって、冷酷になりきれないところ。内面のプレッシャーを表に見せまいとする。軽々として優雅な身のこなし。この映画を観ながらルパンのように優雅に街を走り抜けたいものです。

『SWEENEY TODO』

ティム・バートンの個性が上手くこの作品にはまったような気がします。当時のロンドンのおどろおどろしい雰囲気が画面から伝わってきます。歌を見事にこなすジョニー・デップもいいですが、ここではヘレナ・ボナム・カーターも素晴らしい。小さい頃からこの役がやりたかったと言うだけあって、見事なラベット夫人を造形しています。グロテスクと哀しさを秘めた歌声が最高です。

『INTERVIEW WITH THE VAMPIRE』

街を見下ろすビルの一室で、インタビュアーを前に美しい青年ルイが自らの半生を語り始めた。最愛の妻を亡くし、絶望の淵に沈む彼の前に現れた悪魔的美貌の吸血鬼レスタト。彼によって永遠の命を与えらたルイは、レスタトと永遠の命を生きるヴァンパイアの苦悩と孤独と共に世紀末の夜をさまよう。妖しく華麗な映像と共に夜の街を走り抜けたい作品です。

『ピンポン』

高校卓球を舞台に、5人の若者たちの青春像を繊細に表現し、男なら誰しも経験ある、身近な者をヒーローと仰ぎみる心境を見事に描ききった秀作。ダイナミックでスピード感のあるCGはドライブにもってこいな作品。反応、反射、音速、高速、もっと早く!!

『School of Rock』

30歳を過ぎてもバンドでの成功を夢見るロック・ギタリストのデューイは、ルームメイトのネッドに成りすまし小学校の代用教員の依頼を受け、子供たちとバンド・バトルでの優勝を画策するが…。

『コーヒー&シガレッツ』

人生は、コーヒーとタバコが必要!様々な登場人物たちが、どうでも良さそうで、良くない、でもひとくせある会話を繰りひろげていく。ジャームッシュの掌に揺らされて楽しむ、至福のリラックス・ムービー。

『CITY of GOD』

60年代のブラジル、リオの『神の街』と呼ばれる貧民窟におけるギャング抗争を描く。実話に基づいた神の街に横たわる破壊と殺戮の連鎖の絶望を圧倒的スピード感で描いており、悲しいストーリーながらもエネルギーを感じる作品です。かっこいい映像にも注目です。

『Bad Education』

10年以上も温め続け、満を持して放ったという監督アルモドバル本人の半自伝的映画。2人の青年の過去から現在に至る壮絶な愛と裏切り、渦巻く欲望をスリリングに描いた作品。映像の色彩もすばらしい作品です。

『EARTH』

制作に5年の歳月をかけた、ドキュメンタリー史上最大のスケールと臨場感。僕らの地球は、本当に大きい。そして、知らないこと見えないことが想像以上に沢山ある。そんな中で僕ら人類は生きている。まずはそういうことを実感させられる。環境問題は人間視点で考えるべきじゃないと痛感。

『ベスト・オブ 世界遺産』

この番組の完成度の高さは、その映像を見ると、鳥肌が立つことで証明される。地球の歴史からすると人類のそれはとても短いけれど、これまで人類が生きてきた証がここには克明に記されている。過去を見ることで未来をかいま見る。とてもすばらしい映像です。

『ロスト・イン・トランスレーション』

東京のカルチャーが外国人旅行者の目線で鮮やかに映し出され、彼らの高揚感と孤独、とまどいを伝えていく。アメリカ映画とは思えない曖昧さが本作の魅力。「間」の感覚を知る日本人の視点で観た方が、より主人公たちの切なさを感じられるかも。

『ダンサー・イン・ザ・ダーク』

「非の打ちどころのないすばらしい音楽の美と、不完全で醜悪な現実が並列して描かれている。同時に演奏する2つのオーケストラのように」と同名の書で評されているように、これほど観る人のあらゆる感情を暴力的なまでに呼び覚ますミュージカルはほかにない。 世の中の残虐さが克明に描かれ、目を背けたくなるような哀しい世界がここにあります。

『きみに読む物語』

様々な障害を乗り越え、初恋の人をずっと想い続ける人の物語。この映画には愛の理想型が描かれています。今自分にとって大切な人に会いたい、もっと大事にしたい、優しくしたいと思わせてくれる作品です。

『キスキス バンバン -L.A.的殺人事件』

ソウル・バスをちょっと連想させる粋なクレジット・タイトルから始まって、全編を醸し出す50年代のペーパー・バック的なB級ハードボイルドな精神と、ブラックなギャグを散らばめたオフ・ビートタッチなリズム。 著名な探偵小説のタイトルがつけられた各Chapterが、内容とリンクしていくことの面白さ。 この映画、かなり、イケてます。

『アメリカン・ヒストリーX』

人種差別をベースに矛盾を抱えるアメリカの姿をしっかり描いた作品。人の心の変化が丁寧に描かれています。過去と現在を使い分けて描かれ、その時の登場人物の気持ち、言動、黒人に対する反発の変化が非常に解りやすく描かれていました。人種問題の根の深さや、復讐の輪廻などを考えさせられる名作です。

『ビッグ・フィッシュ』

「おとぎ話のような体験談を語る父親と、その話が信じられず父親を遠ざけてしまう息子の物語。巨人、魔女、人魚などが登場する父親の体験談の映像が本当に美しい。息子は次第に父親を理解していくが…ラストはただただ感動です。

『ディス・イズ・ボサノヴァ』

1950年代末にリオデジャネイロで自然発生したと言われるボサノヴァ。その誕生を瑞々しく描いたドキュメンタリー作品。ボサノヴァ創世記の、カルロス・リラ、ホベルト・メネスカル、ジョアン・ジルベルト、アントニオ・カルロス・ジョビンなどのトップ・アーティストの映像が盛りだくさん!

『墓場鬼太郎 第一集』

「ゲゲゲの鬼太郎」と言えば、漫画やアニメで大人気ですが、その原点は、貸本です。戦中・戦後のカタストロフィを生き抜いた水木しげるが、その時代に感じた思いが込められてそう。ヒロイズムが浸透していない世界がここにはあります。

『ロック・ユー!』

時は14世紀。貴族だけ参加が許されるジュースティング(馬上槍試合)に、ウイリアムは身分を偽り出場を繰り返していた。強敵を相手に次々と大会で勝利を収めるウイリアム。しかし世界選手権の決勝前夜、謀略により身分を偽っていたことが発覚。その罪により処刑を宣告されてしまうのだった…。果たして彼の運命は!?笑いあり、スポーツあり、音楽あり、恋愛あり、人間ドラマありと盛りだくさんの映画ですI

『40歳の童貞男』

40歳の童貞男の初体験までの道のりをエッチなギャグとキュートな愛で包んだコメディー。主人公へのナンパ指南などドタバタギャグで笑わせつつ、彼が本当の恋をしてからは、セックスよりも彼女をハートをつかまえることがまず大事と、恋愛の本質を描き出す。

『カッコーの巣の上で』

オレゴン州の精神病院を舞台に、精神病者を装って入院するランドル(=ジャック・ニコルソン)を主人公として、精神病院の世界を描き出し人間の尊厳を考えさせられる不朽の名作。作中のジャック・ニコルソンの演技は最初から最後まで、観るものをひきつけます!

『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』

人気監督、ガイ・リッチーの名前を一躍世間に広めた痛快クライムアクション。前半の数々の伏線が後半、一気に収束していく。その展開は見事としか言えない。

『モンスター』

"モンスター"と呼ばれた、アメリカ初の連続殺人鬼アイリーン・ウォーノスの実話の映画化。選択の余地がなかった境遇。愛する人のために殺人を犯していく哀しさ。その姿にはなにも言葉がでなくなる。

『ドーン・オブ・ザ・デッド』

ジョージ・A・ロメロ監督の"リビング・デッド・トリロジー"の第2作であり、恐怖映画の歴史的傑作「ゾンビ」を、CM出身の新鋭ザック・スナイダーが監督したアレンジ・リメイク・バージョン。スプラッターシーンや生理的嫌悪感は抑えられ、その分サバイバル感や時にはユーモアを交え描かれた娯楽作。「走るゾンビ」がとても恐い!!

『トランスアメリカ』

かねてから男性であることに違和感を持つ"トランスセクシュアル"のブリー。念願だった"本当の女性"になるための手術を控えた彼女に、ある少年がNYで警察に捕まったという連絡が入る。それは、ブリーがかつて"スタンリー"という男性だった17年前に生まれたという実の息子・トビーだった…。 性同一性障害と親子の絆をテーマに、ロードムービー風に描いた異色の傑作。

『大いなる休暇』

小さな島の島民たちが、若い青年医師を島に定住させようと一致団結して大芝居を打つ物語を描いたコメディドラマ作品。村人の生きることに一生懸命で前向きで明るい人柄は、チャーミングでかわいらしい。騙しつづけるのか否か…物語の着地点も絶妙で、絆が深まっていく様子には胸が熱くなってしまう

『パリ、テキサス』

アイデンティティーと居場所を見失った男が、徐々に失ったものを取り戻していくロードムービー。家族でこの映画をみると絆が深まること間違い無し! 静かな映像のなかに時折流れる、スライドギターの音色が効果的。ストーリー、音楽、映像が見事にマッチし、珠玉の作品となった。

『バタフライ・エフェクト』

過去をやり直せる方法を知った男の物語。男は最愛の女性を救おうとどんどん過去をかえていく。しかし、思うようにはいかず…最終的に男が取らざるを得なかったのは最も悲しい選択だった… ねりにねられたシナリオが秀逸!展開がどんどんかわり最後まで飽きさせない作品です。

『ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア』

脳腫瘍のマーティンと骨髄腫のルディ。共に末期患者で病院で同室のふたりは、死ぬ前に海を見ようと、車を盗んで外へ繰り出した。しかし、その車の中にはギャングの大金が詰め込まれていたのだ…。死に向かって走り続ける若者たちの青春像にギャングらのポーカーフェイス的ドタバタ騒動をコミカルに織り込みながら、一種独特の乾いた虚無的テイストを醸し出していく、新世代ドイツ映画の快作ロード・ムービー。

『レス』

フランスの新鋭、ジャン=バティスト・アンドレアとファブリス・カネパ監督コンビによるサスペンススリラー。親戚の家のクリスマス祝いに急ぐハリントン一家は、近道である森を抜けようとするが、なぜか車は同じ場所に戻ってしまい…。深夜のドライブ中に鑑賞すれば恐怖感もUP!!

『クリムト』

華麗で耽美的な作風で、ウィーンを象徴する画家クリムトをジョン・マルコビッチが熱演。クリムトの精神世界の表現が含まれるので多少難解ではあるが、彼が生きたウィーンがリアルに表現されており、内容とともに話題性の高い作品に仕上がっています。

『マザー・テレサ』

宗教の壁を超え、救済のイコンとして各界から認められる人物、マザー・テレサの半生を描いた作品。世の中には様々な力が存在するが、祈りというものがここまで力強いのかと感動すら覚える。

『エンロン 巨大企業はいかにして崩壊したのか?』

売上高で世界第16位にまでなったエネルギー卸会社「エンロン」が、突然の倒産の衝撃ドキュメント。名目というものがあると、人間は自覚をなくすことがよくわかる作品。内容は社会派ではあるが、エンターテイメント作品として仕上がっているので、わかりやすく出来上がっています。

『エトワール』

クラシック・バレエの名門、パリ・オペラ座の舞台裏を収めたドキュメンタリー。あでやかな表舞台とは裏腹にストイックな日常を送るダンサーたち。オペラ座に初めて映画のカメラが入ったという意味でも貴重な1本。

『バリーリンドン』

19世紀の成り上がり貴族の半生を、完璧かつ究極の映像美でリアリズムに徹底した、キューブリックによる、歴史大河映画。一瞬の隙もなく、どこを切りとっても、ひとつの絵としての完成度がある、凄い映画です。内容としては、リアリスティックに描かれているので、歴史ものが好きな人には、かなりおすすめ。

『クレオパトラ』

クレオパトラ役のエリザベス・テーラー、めちゃめちゃ美しいです。それに見とれるだけでも十分と言うと失礼ですが、本当に美しい。巨額の制作費や、CGではない出演者22万3千人や、様々な事で、製作会社が傾いたほどで、何かと話題性も多く、頑張っただけあって、アカデミー賞4部門受賞しておりました。

『300』

どこかで見た事のある雰囲気だと思っていたら、『シン・シティ』のフランク・ミラー原作なんですね。内容としては、おそらく賛否両論を招くと思われますが、ひとつの記録映画なんだととらえると、ちょっと面白いかもしれません。技術的には斬新と言えるでしょうが、物語自体の雰囲気がかなり神話的なものなので、新しいもの好きな方には新鮮かもしれないですね。R-15指定を受けてますが、それほど残酷さが全面に出てるとは思えない。

『コーヒー&シガレッツ』

ジム・ジャームッシュ監督が、1986年から18年に渡って撮り貯めた11本のモノクロ短編集。会話、コーヒー、タバコ。普段の時間がそこにある。極めてオフビートな作品。トム・ウェイツ、イギー・ポップ、ビル・マーレイ,ケイト・ブランシェットなど豪華な登場人物満載。ただし、人を選ぶ作品です。。。

『ざくろの色』

タルコフスキーと並び称される旧ソ連の巨匠、S・パラジャーノフの代表作。細部に表現される、その映像美は、ゴダールなど様々な映像作家に影響を与えた。

『ブレード・ランナー』

製作25周年を祈年して、リドリー・スコット自身が再編集した本作。エポックメイキングな作品だけあって、量も膨大、質も濃い!静かな夜にお楽しみください。

『ミッドナイト・ムービー』

6つの有名なカルト・ムービー誕生の真実を克明に描いたドキュメンタリー作品。これを見ると、カルトやアングラ、サブカルに私たちはインテリジェンスを感じてしまう理由がわかるような気がします。

『エル・トポ』

かなりの偏り具合を発揮している映画ですが、これを見て感動する人は、他の追従を許さない、カルトな人。一般的なおすすめ作品ではございません。

『キューティ・ブロンド』

ハーバード・ロー・スクールに入学した天然ブロンド娘が活躍する痛快サクセスムービー。持ち前のポジティブさで周囲の偏見をクリアし、一人前の法律家としてサクセスをつかんでいく姿を描いたこの作品は、見る人すべてに元気をくれる人生応援ムービー。

『The World of GOLDEN EGGS』

プラスヘッズ PLUS heads.が製作している日本のCGアニメ。伝説の街ターキーズヒルでターキーズヒル高校と街の住人が繰り広げる、かなりシュールでグレーな脱力系アニメ。英語の字幕も入っているので、観るだけで英語の勉強にもなっちゃいます。

『不都合な真実』

地球の危機を訴えるアル・ゴア元アメリカ副大統領のスライド講演の模様を、彼自身の独白を交えつつ構成したノンフィクション。絶賛の嵐を受けるだけあって、知的好奇心を多大に刺激されます。もちろん、地球に住む一人の人間としても、観ておくベキ作品なのでしょう。

『ソドムの市』

マルキ・ド・サド原作の『ソドム百二十日』パゾリーニが映像化を試みた衝撃作。内容としては、凡百のポルノ映画やスプラッター映画など足元にも及ばない、かなり強い衝撃があるので、観たい方は、相当な覚悟を決めてから、鑑賞してください。

『白い恐怖』

ヒッチコック作品に、サルバドール・ダリが美術監修。ヒッチコックの上品な恐怖。時代にとらわれない感覚で、楽しめます。イングリット・バーグマンの美しさ、知的さ、モノクロームの世界であることを忘れてしまいます。

『パフューム』

香水調合師である青年が、究極の香りを求めて、その素として女性の肉体にたどりつき、殺人を犯してしまう、、シリアルキラーの物語。ジャンル分けにすると、どのジャンルの要素もありそうで、ある種異様な現実を味わうことができるかも。

『ジャニス』

稀代のロック・シンガー、ジャニス・ジョプリン。アルバムを聞くことでも、彼女の凄みはわかりますが、やはり映像(リアルタイムに見たかった)の方が、そのダイナミズムは、ダイレクトに伝わってきます。まずは見て感じてください。

『印象派若き日のモネと巨匠たち』

モネ、ルノワール、セザンヌ、マネ そしてドガ。印象派の巨匠たちの、史実に基づくドラマ。南仏を中心にしたロケーション、映像の美しさも必見で、知られざる彼らの交流が明らかに。このドラマを見た後で、彼らの作品を見ると、またひと味違う側面を感じることができるかもしれません。

『薔薇の名前』

イタリアの記号論学者である、ウンベルト・エーコによる、中世イタリアを舞台にしたミステリー。彼の著作である『フーコーの振り子』などよりも、難易度は低く、いわゆるミステリーとして楽しめるので、ちょっとドキドキしたい方にはオススメ。相変わらずショーン・コネリーはかっこよい。

『カポーティ』

『ティファニーで朝食を』などで知られている作家、トルーマン・カポーティの半生を綴った作品。ある事件をヒントに、作品を書き上げる姿を描いている。カポーティと言えば、ゲイとしても有名で、その姿を、フィリップ・シーモア・ホフマンは、リアルに演技。この作品でアカデミー賞も受賞。

『The Directors:Robert Altman

先日亡くなってしまったロバート・アルトマンが自ら映画論を語るドキュメンタリー。ゲストにはジャック・レモンなど彼の作品ではなじみ深い俳優たちが続々と。一匹狼としての彼の考え方を楽しめますよ!

『プレタポルテ』

世界が注目するファッションショー、パリ・コレクションの舞台裏を生々しく描いたアルトマン作品。ジュリア・ロバーツや、キム・ベイシンガー、さらにマルチェロ・マストロヤンニ、ソフィア・ローレンなど、超豪華陣が続々と出てくるので、それだけでも正直楽しい!

『The Cell』

若き心理学者キャサリン(ジェニファー・ロペス)は、最先端の技術を使って研究患者の精神世界に入り込む治療を行っていた。ある日FBIから逮捕寸前に脳死してしまった異常連続殺人犯の脳に入り、彼が拉致した女性の監禁場所を探り出して欲しい依頼される。現実と精神世界の区別すら曖昧な、狂気の世界の中、彼女はある一人の少年と出会う…。

『東京ゴッドファーザーズ』

『アニマトリックス』や『メトロポリス』で有名なマッドハウス製作の、ハートウォーミングアニメーションストーリー。自称元競輪選手のギンちゃん、元ドラッグ・クイーンのハナちゃん、家出少女のミユキの三人は新宿の公園でホームレス生活を送っていた。クリスマスの晩、ハナちゃんの提案でゴミ捨て場にクリスマスプレゼントを探しに出かけた三人は、赤ちゃんを拾ってしまう。赤ちゃんに「清子」と名付け、自分で育てると言い張るハナちゃんを説得し、三人は清子の実の親探しに出かける。

『CUBE ZERO』

以前にもご紹介した『CUBE』のシリーズ完結作!時間設定は第一作目以前へさかのぼります。一体いつ、誰が、何のためにCUBEを造ったのか?前二作で解明されなかった数々の謎の答えとともに待ち受けているのは、衝撃のエンディングです!

『17のカルテ』

薬物大量服用による自殺未遂を起こして精神病院に収容されたもののその環境に馴染めなかったスザンナだったが、当初病棟のボス的存在であるリサ(ウィノナ・ライダー)の、精神病患者である事を誇るかのような態度に魅かれていく内に、精神病院が自分の居場所と感じるようになっていく。しかしリサのあまりにも横暴な行動から、スザンナは徐々に彼女の行動に疑問を持つようになって行く。主演はウィノナ・ライダー、競演はアンジェリーナ・ジョリー。

『フォーン・ブース』

ニューヨークで最後に残った公衆電話、そこから半径100m程の中で、物語は展開されていきます。謎の男からの電話、「電話を切ると殺す」というルール、男と犯人と刑事のの紙一重の心理戦が、観る者を極限の緊張感へと誘います。

『サウンド・オブ・サイレンス』

娘を誘拐された精神科医。犯人からの要求は、精神病を煩った少女から4桁の番号を聞き出すことだった。主演は「不幸なインテリをやらせたら世界一」のマイケル・ダグラス、監督は「コレクター」のゲイリー・フレダーです。

『ミリオンダラー・ホテル』

監督は「ベルリン・天使の詩」などで知られるヴィム・ヴェンダース。ロサンゼルスの朽ち果てたホテル「ミリオンダラー・ホテル」を舞台に、社会からはじき出された人々と共に暮らす知的障害者のトムトム(ジェレミー・デイヴィス )とエロイーズ(ミラ・ジョボヴィッチ)が送る、世界一切ないラブストーリー。

『アンジェラの灰』

原作はピュリッツァー賞を受賞したフランク・マコートの同名の自伝、監督・脚色・製作は「エビータ」のアラン・パーカー。世界的大恐慌の中、貧しくもひたむきに生きる母(アンジェラ)と5人の子供達の物語。アンジェラを演じるエミリー・ワトソンの演技が光る作品です。

『ダーウィンの悪夢』

巨大肉食魚ナイルパーチを解き放たれたビクトリア湖の悪夢。世界の映画祭で数々のグランプリを獲得した、衝撃のドキュメンタリー。軽視できない問題の示唆に富んだ作品です。

『メトロポリス』

1920年代、ドイツ映画の絶頂期に製作された伝説的な超大作「メトロポリス」の最新復元版。映画史上もっとも有名なSF無声映画である「メトロポリス」の完全なオリジナル版は残されていないが、この作品は、おそらくフリッツ・ラングの意向に、近いものだと思われる。

『ゆれる』

オダギリジョー主演、西川美和監督が贈る、兄弟の絆、人と人との繋がりを描いた心を熱く揺さぶる感動作。女性監督が創る女性目線の描画が美しい。

『花とアリス』

日本映画のスタンダードを塗り替えてきた、岩井俊二監督作品。 ごくふつうの少女が経験する日常や友情、そして恋の物語を優しい描写とノスタルジック溢れる世界観で描いていく。ほろ苦い初恋の物語です。

『美しき諍い女』

エマニュエル・ベアールです。確かカンヌでグランプリを受賞した作品で、さらに彼女のヘア露出で問題にもなった話題作。3時間を超える長尺で、しかも内容がなんともストイックで、淡々と進んでいくので、疲れるかもしれないけど、濃密な時間を体験できる面白い作品。

『エリック・ロメール Collection』

ヌーヴェル・ヴァーグの名匠、エリック・ロメール監督のデビュー作「獅子座」から、「グレースと公爵」にいたる全作品を収録。未公開分も収録されているので、彼のファンには必須!

『ゲームの規則』

ヌーヴェルヴァーグの作家に多大な影響を与えたフランス映画界の巨匠、ジャン・ルノワール作。モノクロの映像から堅苦しい内容を想像してしまいそうだが、実は祝祭的コメディ群像劇。上流階級社会にありそうな、その世界感は非常に魅惑的で、惚れたハレたが繰り返されるのは、いつの時代も変わらない、何か親しみに通じる感覚を覚えます。

『サクリファイス』

傑作『惑星ソラリス』の、旧ソ連の巨匠アンドレイ・タルコフスキーの遺作。彼おなじみの、静かな語りとは裏腹に、人間の献身、犠牲、生と死といった、非常に重い命題をかかげ、どきりとする美しい映像や音楽で見る人の心を揺さぶる。

『RIZE』

ファッション・フォトグラァー、デヴィッド・ラシャペルの、ダンスに夢中になる若者を追ったドキュメンタリー監督初作品。ラシャペルによるカラフルな映像が、とかく際だつが、その輝きを発する若者たちの過去は、それは凄惨の極み。世界で最も危険な地区と言われるL.A.サウスセントラルの社会問題を克明に取り上げた作品です。

『スーパーサイズ・ミー』

解釈を間違うと、とかくスポイルされてしまいそうな作品ではあるので、できれば、フラットな意志で見て欲しい作品。今のアメリカ社会への皮肉とも取られるし、もっと大きな範疇での社会批判、分析とも言えるかもしれない。

『白夜』

ロシアの文豪ドストエフスキーの短編小説をイタリアの巨匠ルキノ・ヴィスコンティ監督が映画化。ロマンティシズムあふれ、名優たちの情感豊かな演技。各国の映画賞に輝いた名作です。

『ベニスに死す』

トーマス・マンの作品を下敷きに、マーラーの官能的な楽曲を背景に展開する、ヴィスコンティ作品。主人公のダーク・ボガードの心を奪った少年の絶対的な美しさには心底圧倒されます。

『シン・シティ』

こんなにかっこよくて、ハードなモノクロ映像は、初めてかもしれない。さらに豪華な俳優陣がその世界をバイオレンスに駆けめぐる!終始ハイテンションで物語は流れていく。

『GIA』

26歳でこの世を去った実在のモデル、ジアの華々しい時と落ちていく人生を克明に綴った作品。アンジーの演技力は、やはり本物であったことを痛感できる作品です。

『ジョゼと虎と魚たち』

田辺聖子の同名小説を犬童一心が映画化。妻夫木聡、池脇千鶴共演で贈るピュアで切ない恋物語。身障者であるジョゼの特異なキャラクターがとても印象的。大学生だった人には、是非見ていただきたい作品。

『SURVIVE STYLE 5』

CM界のトップクリエイター・多田琢と関口現が手掛けた斬新なスタイリッシュコメディ。浅野忠信、阿部寛、小泉今日子など、アクのキツイ俳優陣がズラリ。日本では余り見られない、もしかしたら人を選ぶ作品?

『CASSHERN』

新鋭のクリエイター・紀里谷和明監督による、同名アニメの実写版。その独特な世界観は、退廃的な色が濃いが、そんな中でも、きらりと光る希望を感じずにはいられない。テーマソングである、宇多田ヒカルの「誰かの願いが叶うころ」の歌詞の持つ儚さが身に染みる。

『ヴィンセント・ギャロ バイオグラフィ DVD-BOX』

マルチな才能が溢れまくっている、ヴィンセント・ギャロの、これまでの集大成ボックス!これまでの様々な作品群の、裏側など貴重な映像群の数々!天才は、こうしてモノを作っているんだ。

『ポンヌフの恋人』

鬼才レオス・カラックスの代表作であり、フランスでも当時空前の大ヒットとなった、ジュリエット・ビノシュ主演作。当時にしては巨額の制作費もさることながら、俳優陣の迫真の演技により、ラブを感じずにはいられません。愛ですね。

『存在の耐えられない軽さ 』

こちらもジュリエット・ビノシュ主演作。プラハの春の時代、チェコ・スイスを舞台に男女の苦悩を描いた作品。大胆なシーン描写とは裏腹に、主人公の心はあくまで空虚。辛口なメッセージが込められた、大人のための秀作。

『DIRECTORS LABEL
ミシェル・ゴンドリー
BEST SELECTION』

ミュージッククリップを中心に、CMや短編などを収録した"ビジュアル×サウンドDVD"。このシリーズは、『ヒューマン・ネイチュア』やビョークのミュージッククリップで有名なミシェル・ゴンドリー集。その才気溢れる作品集は、まるでおとぎ話の世界に入ったかのよう。

『バロウズの妻』

ビート・ジェネレーションの中心的人物である作家ウィリアム・S・バロウズがその妻を射殺するまでを描く、愛と狂気の実話サスペンス。内容は、登場人物が濃い上に、ネタも濃いので、暑苦しいかと思いきや、実話に忠実にということで意外と淡々と流れる。なにかと話題の多いコートニー・ラブの演技が素晴らしい。

『エリン・ブロコビッチ』

ジュリア・ロバーツ主演、実話をもとに作られたサクセス・ストーリー。一見アメリカンドリームを謳っているのかと思いきや、実は社会派問題提起の映画である。さすがソダーバーグ!

『ピタゴラ装置DVDブック1』

NHK教育テレビ「ピタゴラスイッチ」に登場し、世界中を驚かせている「ピタゴラ装置」の初めてDVD化。中心となるメディアクリエイターである佐藤 雅彦のクリエイティブ魂は、素晴らしい。慶応義塾大学佐藤雅彦研究室の学生がワークショップで作った作品が採用されている。とにかく必見!!!!!!!!!!!

『ヤン・シュワンクマイエルのアリス』

チェコスロバキアのアニメーション作家のヤン・シュワンクマイエルの初の長編。不思議の国のアリスを、実写と人形アニメを組み合わせ、シュールでいかがわしい、彼の本領がいかんなく発揮された作品。

『マルコムX』

キング牧師とは対照的な、黒人解放の過激派の代名詞である、マルコムXの精神的なうつろいを描き出した、スパイク・リーの入魂の作品。デンゼル・ワシントンの演技もさることながら、そのダイハードな人生は、あまりにも衝撃的。

『恐るべき子供たち』

詩人コクトーが自らの小説を脚本化した作品。コクトーと言えば、本業の詩だけでなく、その溢れる才能は、様々な芸術活動に及ぶ。過分に神経症的傾向ではあるが、作品内でのナレーション(コクトーによるもの)の美しさは素晴らしい。

『勝手にしやがれ』

ヌーベルヴァークの代名詞である、ゴダールの作品。どこを切り取っても、とてもかっこよい小粋な絵になるくらい、その完成度の高さとオシャレさは、一度見れば誰もが納得するところ。ジーン・セバーグの短髪が、非常にキュート!

『ヴィトゲンシュタイン』

ヴィトゲンシュタイン、20世紀を代表する哲学者。言語の境界と、哲学の無用性を、様々な言葉で表現・哲学した彼の生涯を、デレク・ジャーマンが監督。小難しいところはなく、すんなりと楽しめます。

『第七の封印』

ペスト・魔女狩りでみだれる中世を舞台に、宗教に回答を求める騎士の姿を描いた、生と死をテーマに描いたベイルマン監督作。ベイルマンと言えば、タルコフスキーみたく難解かと思われますが、意外とわかりやすい作品。マックス・フォン・シドー主演。ステキッ

『市民ケーン』

オーソン・ウェルズ監督・主演の、世界映画史上に残る不朽の名作。謎の言葉を残して死ぬ新聞王。彼を中心に組合わさるストーリーと、当時としてはとても斬新だった、そのカメラワーク。全てをとっても、映画好きなら、一度は見るべき作品。

『チェ・ゲバラ 人々のために』

キューバ革命の伝説的革命児、チェ・ゲバラの生涯を描いた傑作ドキュメンタリー。彼の気さくな性格が随所に見られ、彼がいかに実直に事をなそうとしたか、とても理解しやすい作品。オススメです。

『世界遺産「THE COLOR OF MEMORIES」』

毎週日曜日にTBS系で放送されている「世界遺産」の初回から250回までのダイジェスト版。初めは、歴史の教科書みたく世界遺産の素晴らしさを伝えていたが、途中からハイビジョン映像になり、驚く程の美しさを。この映像を見ることで、至福な時間を味わえます。

『アドヴェンチャーズ・ィン・スポンティニァス・ジャミング&テクニックス』

レッド・ホット・チリ・ペッパーズの強烈キャラクター&スーパーベーシスト、フリーの教則DVD。彼の音楽観をはじめ、その華麗なテクニック、繊細なメロディー観をあますところなく、楽しめる作品。インタビュアーは何故か今は亡きリバー・フェニックス。

『死霊のはらわた』

1983年サム・ライミ監督作品。当時この作品が発表された時は、度肝を抜く特殊メイクや、アクロバティックなカメラアングル、わざと使ったと思われる荒い粒子フィルムなど、非凡な才能をいかんなく発揮した作品として高い評価を受けた。ここまで恐怖を感じた事はない。

『COWBOY BEBOP 1st.Session』

1998年に放送され絶大な支持を受けたSFハードボイルドアニメーション。CDページでも紹介してますが、とにかく、余りにも魅力溢れる作品の為、アニメとしてではなく、ドラマとしてオススメしたい。言葉は無粋。とにかく見てください。

『トニー滝谷』

作家村上春樹短編集『レキシントンの幽霊』に収められた同名短編を、市川準監督が映画化。イッセー尾形、宮沢りえ、西島秀俊らの演技・ナレーションも良く、村上春樹の世界が見事に具現化された作品。ちなみにピアノは坂本龍一。贅沢な作品。

『地獄の黙示録』

ベトナム戦争とは、アメリカにとって、その精神を揺るがした事件であり、様々な映画や小説で取り上げられるネタである。コッポラは、語られるベトナム戦争を介して、戦争の本質をするどく糾弾し、僕らに突き付ける。芸術史に残る作品と言えよう。

『X-MEN』

今の映画技術は、どんなアメコミヒーローもリアルに蘇らせる。この作品では、魅力あるヒーローが沢山出てくるので、飽きないし、なおかつストーリーもわかりやすく、家族で楽しめる。しかし、どうしてもアメリカ特有の精神を、その背景に見てしまうのは、考え過ぎだろうか?

『カストラート』

ボーイソプラノを保持するために、18世紀のヨーロッパでは、3オクターブ半もの声を持つカストラートと呼ばれる歌手がいた。トランスジェンダーの先駆け?彼を取り巻く様々な人々の思惑に翻弄される。人の醜悪さが露見した、悲しさある作品。

『乙女の祈り』

50年代のニュージーランドで起きた実話を元にした、『ロード・オブ・ザ・リング』のピーター・ジャクソンの、1994年の問題作。妄想を共有する二人の少女が犯行に至るまでの心理ドラマ。思春期の危うさが見事に表現されている。

『ミクロコスモス』

大自然に生きる昆虫たちを、革新的なカメラワークで美しい映像を楽しめる作品。普段私たちの目に触れることのない、彼ら特有の社会構造など、

『ブルー・ベルベット』

デヴィッド・リンチが、独創的なエロティシズムとグロテスクを全開に表現した、シュールレアリズム的サスペンス。若き頃の美しいカイル・マクラクランとともに、作品に不気味さに拍車をかえた演技をするデニス・ホッパー。世界各地の映画祭で大絶賛。

『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』

60年代後半に名セッション・ギタリストとして一躍その名を轟かせたライ・クーダーが、キューバの老ミュージシャンたちの交流を追いながら、キューバ音楽の魅力を捉えた記録映画。暖かく、そして気持ちいい。

『手塚治虫 実験アニメーション作品』

手塚治虫と、彼率いる「虫プロダクション」が作った短編アニメーションを集めたDVD。ザグレブ国際アニメーション映画祭グランプリなど数々の賞に輝いた「ジャンピング」など、13点を収録。商業アニメと違う、アニメーションの可能性を探る、彼らの姿勢が素晴らしい。

『トロン』

世界で初めてデジタル・コンピューター・グラフィックスを導入した1983年当時の話題作。勧善懲悪型のストーリーには目に見張るものはないが、現代のCG映画にとっては、まさにエポック・メイキングな作品。デザインはシド・ミードが担当していることも忘れてはならない。

『未来世紀ブラジル』

作品の随所がカルトであるゆえんは、モンティ・パイソン出身のテリー・ギリアム監督であるがため!?近未来を舞台にした管理社会を彼独自のするどい視点で、切り崩す。痛烈で不可解で、虚現実の境がわからないが、まさに彼らしい作品。

『EAMES FILMS:チャールズ&レイ・イームズの映像世界』

ミッドセンチュリーと言えば、イームズ。インダストリアル・デザイナーとしての名声は止まることを知らない。また彼らの才能も止まることを知らず、これらに収められた短編の数々を見れば、一目瞭然。特に約9分間の、10秒毎に10メートルの速度で人の細胞から宇宙まで旅をする叙事詩『パワーズ・オブ・テン』は、とても面白い、ゾクゾクする作品です。アートです。

『シャーロック・ホームズの冒険』

コナン・ドイル原作の、世界で最も有名で、最も優秀な探偵のイギリスはグラナダTVのテレビ映画。今までも様々な俳優がシャーロック・ホームズを演じてきたが、ジェレミー・ブレッドほど、最高のシャーロックであることは世界が認める所である。当時のイギリス社会のアングラな雰囲気も良い。

『ホテル ビーナス』

人気テレビ番組「チョナン・カン」のスピンオフ企画として製作された映画ではあるが、明らかに方向性を変えての演出は秀逸。モノクロームな雰囲気の中に、各俳優の演技が様々な彩りを添える。オカマっぽい役柄の市村正親の演技は、貫禄十分。草薙くんも良い。

『スタートレック ニュージェネレーション』

アメリカテレビ映画の長寿番組。シリーズによっては不振の目に合うこともあったが、根強いファンが世界いるからこそ続くのか。実際のところ、このシリーズは不振であったが、単なるサイエンス・フィクションに止まらない数々のエピソードは、VFXなどで終わらない可能性を示唆している。多民族国家であるが故のテーゼがあるのだろうか。ピカード艦長役のパトリック・スチュワートのストイックかつ厳格な演技が渋い。

『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊』

士郎正宗原作の人気マンガを、押井守監督が映画化。デジタルが支配するねっと社会で、その複雑さと人間性の在り方に翻弄される人々を、リアルな出来事を絡めて展開していく。専門用語がビシバシ出てくるので、画面から一時も目が離せない。もちろん、そこには惹きつけられる魅力があるから。

『ドッグヴィル』

『ダンサー・イン・ザ・ダーク』のラース・フォン・トリアー監督、ニコール・キッドマン主演の異色ドラマ。壁や装飾の、ほぼ無い舞台で、俳優達の迫真の演技に、よりリアルさが加わる。閉鎖社会独特の価値観に翻弄され、その犠牲になるキッドマン。結末は予想外の展開に。

『ファイトクラブ』

『セブン』のデイビッド・フィンチャー監督とブラッド・ピットが再びコンビ組んだ。ダイハードな世界とは無縁の青年が、無秩序なバイオレンスに巻き込まれ、自分を見失う。。。結末にもおもしろいギミックがあり、予想以上に楽しめる作品。

『バンパイアハンターD』

SF作家・菊地秀行の代表作「吸血鬼ハンター」のアニメ化。原作に漂う、絶望以外に何もない退廃的な世界観や、原作の挿絵を担当した天野喜考の耽美な絵画までもが見事に再現された。見応えのあるゴシックホラーがここに。

『キューブ』

デビッド・クローネンバーグ以来の衝撃と賞賛される、 カナダの異才ヴィンチェンゾ・ナタリ監督作品。映画の始まりから、一体何が起こっているのかわからない。斬新なアイディアに溢れた、サスペンス。余計な事は考えずに、脱出劇を楽しもう。

『π』

全てを解析できる、ひとつの数式に取り憑かれた男の顛末を描いた、ダーレン・アロノフスキーの傑作スリラー。モノクロ映像に、宗教・哲学がからまる。アメリカや日本でカルト的人気を博した。

『レクイエム・フォー・ドリーム』

タバコ、酒、ドラッグ、ゲーム、携帯、恋愛…。 幸福や孤独を満たそうと、それぞれが自分たちのやり方で、破滅への道へ向かう。。。そんな最悪な姿を斬新な映像で描いた、ダーレン・アロノフスキー監督が放つ傑作サイコ。

『マルホランド・ドライブ』

デイヴィッド・リンチ監督が贈る、カンヌ国際映画祭監督賞に輝いた衝撃のミステリー。真夜中のマルホランド・ドライブでの事故から、どんどんねじれていく。リンチ特有の悪夢がとめどなく展開していく。。。

『裸のランチ』

クローネンバーグがバロウズの原作をもとに映画化した作品。害虫駆除剤を麻薬として使っていた男が、麻薬捜査官にはスパイ活動を命令される・・・バロウズという力強い後ろ立てにより、クローネンバーグの悪趣味さがさらに増してます。それほど難解な映画ではないが、やはり観る人を選ぶ作品。

『タクシードライバー』

狂気と混乱。徐々に壊れていくデ・ニーロがめちゃめちゃ恐い。現代社会の不浄を描いた作品として、見事なまでにその過程を克明に描いたサスペンス。ここには今の時代への、テーゼがある。目を逸らしてはいけない。ついでに幼いジョディ・フォスターは、この頃から色っぽい。

『シャイニング』

スティーブン・キング原作、キューブリック監督作品。心理的な恐さをとことんまでに映像化。心底響く、その恐怖は、現代の僕たちの内面に潜む、今の人間への恐れなのでしょうか?こちらも、ジャック・ニコルソンが次第に壊れていく姿が恐い。

『アヴァロン』

日本アニメ界の代表でもある押井守監督作品。 『攻殻機動隊』でそのビジョンなり、思想なりを明確に提示し、今回はそれを実写で実現。作品の雰囲気としては、まず前述の『攻殻機動隊』を見た上で、この作品を見ると、そのドラマツルギーが理解できる。いかに考えられた作品であるかが、よくわかる。

『メメント』

10分間しか記憶を維持できないとしたら?クリストファー・ノーランによる、クライム・サスペンス。妻を暴行殺害された男が身体に入れ墨を彫る事で記憶の足掛りとし、犯人を探し求める。人間の記憶や思いでがいかに不確かなものであるのかが痛感できる、心理的な面白さがあり、作品の構成としても、時間軸に捕われない断片的な流れがさらにスリルを高める。

『2001年 宇宙の旅』

キューブリックの『最高のSF映画を作りたい!』という呼びかけに、巨匠アーサー・C・クラークが賛同し、歴史に刻まれる作品となった。全てのSFの原点と言える。オープニングの無音の世界。SFの枠組みを超えた、これからの僕たちの運命を予言したかのような作品。映画が芸術になったと、感じることができるでしょう。

『エレファントマン』

19世紀のロンドンで、見せ物とされていた、「象人間(エレファントマン)」、ジョン・メリックという、実在した人物の悲劇な半生を、鬼才デヴィッド・リンチが描いた人間ドラマ。ジョン・ハートやアンソニー・ホプキンスなど豪華な布陣。モノクロームな絵が、彼の人生がいかに悲劇であったかを印象づける、春先には全く向かない作品(笑)。

『イレイザーヘッド』

やはり、日本のアニメーションは質が高い。様々なジャンルがある中、シュール&ブラックな点ではダントツな作品。大都会の片隅で暮らす落ちぶれた青年と、怪しい猫の日常を描いた、フル3DCDアニメーション。前作『ポピー・ザ・ぱフォーマー』に引き続き、目の話せない不思議な世界がてんこもり!

『デューン 砂の惑星』

フランク・ハーバートのSF大河を『エレファントマン』を仕上げた、デヴィッド・リンチ監督が映画化。カイル・マクラクラン、ステイングなどのスターが勢揃い。キャストの凄さだけでなく、その独特の世界観は、ファンの間では賛否の分かれるところ。確かに微妙な感もあるが、当時としてはなかなかの作品。

『ガラクタ通りのステイン』

やはり、日本のアニメーションは質が高い。様々なジャンルがある中、シュール&ブラックな点ではダントツな作品。大都会の片隅で暮らす落ちぶれた青年と、怪しい猫の日常を描いた、フル3DCDアニメーション。前作『ポピー・ザ・ぱフォーマー』に引き続き、目の話せない不思議な世界がてんこもり!

『バッファロー'66』

ヴィンセント・ギャロ。才能溢れるとは、彼のことでしょうか。生きていること自体が、アート!?この映画全体に漂うオフビートな感覚は、ほんとに演技してるの?って思わせるほど。これはもはやセンスとしか言いようがない。さらにクリスティーナ・リッチの、まとわりつくような色香に、当分眠れない日々が続きそう・・・まさにかっこいいと一言で表現できる映画。

『惑星ソラリス』

SFというジャンルで、歴史に残るといえば、『2001年宇宙の旅』がすぐに出てくる。キューブリックのそれに対し、当時の国際社会の力関係を表すかのように、ロシアの伝説ともいうべきタルコフスキーが作った作品がこれ。映画のテンポとしては、極めてスローで、過分にアート性が高く、一見見づらい感も否めないが、先の読めない展開や、そのカルト的内容が、幻想と狂気の世界へ貴方を導くだろう。

『パーティ7』

『鮫肌男と桃尻女』の石井克人作品。日本のポップカルチャーを具現化した功績は、彼に!というのは、言い過ぎではないだろう。この作品でも、そのセンスは極みに達し、それが俳優の演技をさらにエキセントリックなものに!?この作品では、浅野忠信や原田芳雄の演技がやはり注目すべき点だが、『鮫肌男と桃尻女』にも出演している我修院達也の怪演は、人間離れしており、怖いもの見たさに近い感覚を覚える。

『ユージュアル・サスペクツ』

見応えのある傑作サスペンス。アカデミー助演男優賞、オリジナル脚本賞ほか、数々の映画賞を受賞。善人からはほど遠い5人。それぞれが余りにも濃い為、濃厚な時間を、色々深読みしながら、楽しめます。やっぱり、ケヴィン・スペイシーは凄い。

『ヘドウィグ・アンド・ザ・アングリー・インチ』

ロングランヒットした同名ロックミュージカルを、舞台と同じくジョン・キャメロン・ミッチェルが監督・脚本・主演を務め映画化。男性・女性関係なく、特に色々な事で悩んでる人に見て欲しい。ビジュアル的にちょっとびっくりするかもしれないけれど、全てを超越した魂の叫びが、とてもエモーショナルで温かい。人を想うことの大切さを再認識できることでしょう。

『8人の女たち』

カトリーヌ・ドヌーブ、ファニー・アルダン、イザベル・ユペール、エマニュエル・ベアール、ヴィルジニー・ルドワイヤン、リュディヴィーヌ・サニエ、ダニエル・ダリュー、フィルミーヌ・リシャールという、フランスの人気女優が大集合した推理仕立ての女のドラマ。大邸宅で起こった殺人事件を機に、疑心暗鬼に苛まれる8人の女たち。ポップでコミカルで、ゴージャス。これだけの大女優たちのそれぞれの強烈な個性を引き出した、フランソワ・オゾン監督の力量にあっぱれ。

『独裁者』

1940年。第二次世界大戦。真っ直中ですね。そんな危険な空気が漂う中、彼は全世界に向けて、声高に叫ぶ。こんなに力強く、愛に溢れたセリフがあったでしょうか?初めて見た時は、画面に釘付けでした。ヒトラーを戯画化し、ヒューマニズムを謳い上げた作品。

『ビートニク』

ビートニクとは、50年代のカウンターカルチャーの名称で、戦後の何不自由ないアメリカの体制に不満を抱き、その対抗として生まれた思想のことで、ドロップアウトなどの単語が生まれたものこの時です。ビート・ジェネレーションの教祖として、アレン・ギンズバーグ、ジャック・ケルアック、ウィリアム・バロウズら3人にスポットをあてて、歴史的映像と彼らを知る人のコメントで、ビート時代を浮き彫りしたのがこの作品です。声高に主張するのではなく、自ら思想を体現する彼ら。僕たちもそんな熱情を忘れてませんか?デニス・ホッパーらの朗読が本物を感じさせます。

『めまい』

キム・ノヴァク・・・美しい。彼女だけでも目眩をおこしそうなのに、作品の様々なしかけも加わってさらに目眩が・・・傑作とはまさにこの事でしょう。ヒッチコックが、持てる能力を遺憾なく発揮したサスペンスです。非常にテーマ性が強く、それらの要素が映像と完全なシンクロを。凄いっ。

『ゴスフォード・パーク』

1月31日に発表された、第78回アカデミー賞で名誉賞を受賞したロバート・アルトマン監督作品。1930年代のイギリス郊外を舞台に、アガサ・クリスティを彷彿させるミステリーで、数多くの登場人物が絡み合って、物語を紡ぎ出すところなどは、さすがアルトマン。

『ウェイキング・ライフ』

一言では言い表せない作品。目覚めることのない夢の中で、夢と現実の境界線が交差し、自己の存在を追求・葛藤する。俳優が演じている映像を後からデジタル・ペインティングでほどこし、常にゆがみが存在する。最後まで見るには、余程の根気がいる作品ですが、見終わった後、自分の旅はまだこれからであることを思わせてくれる作品です。

『ビューティフルライフ』

父が子を想う、強くたくましい姿が、深い感動を呼び起こす作品。ロベルト・ベニーニが、ナチスの強制収容所に入れられながらも、人間性を失うことなく絶望を乗り越えていく。。。この力強さは、今の僕たちに欠けているものかもしれない。

『シンバット七回目の航海』

大人から子供まで楽しめる、おなじみアラビアンナイトの有名人シンドバッドの冒険活劇。その特撮を担当したのが、レイ・ハリーハウゼン。一つ目の巨人や双頭の巨大ワシ、さらにはガイコツとシンドバッドのチャンバラなど、映画史上に残る優れたシーンなど目白押し。ドキドキワクワク。40年以上前の作品とはいえ、その躍動感は今でも顕在。

『ブレードランナー』

1983年リドリー・スコット監督作品。今でこそ普通に見られる、ダークな近未来を舞台にしたSFサスペンスで、その中で繰り広げられる、救いのない人間模様(?)が余りにもリアルで、カルト的人気を博す。雰囲気的に好き嫌いもあるかもしれないけど、今ある様々なSFに大きな影響を及ぼした作品。スター・ウォーズとは違う一面を開花させたハリソン・フォードも良いが、青い瞳のルトガー・ハウアーも最高!

『Human Nature』

『マルコヴィッチの穴』のクリエイター、スパイク・ジョーンズやチャーリー・カウフマンが製作し、監督にビョークなどのPVを手がけるミシェル・ゴンドリーを迎えた、ブラックユーモアあふれるファンタジー。自分をサルだと思いこんでいる男と、毛深い女性、マナー重視の博士の奇妙な関係を描く。これが人間の本質?

『永遠のモータウン』

マーヴィン・ゲイ、スティーヴィー・ワンダー、ジャクソン5、ダイアナ・ロス&シュプリームスなど、数え切れない程の有名アーティスト・名曲を世に送り出した音楽レーベル「モータウン」。そのレコーディング・バンドがファンク・ブラザースという名だったことはほとんど知られていてない。ファンク・ブラザーズのベーシストと言えば、やはりジェームス・ジェマーソン!ちなみにこのドキュメントにはミシェル・ンデゲオチェロも出演して歌っております。

『キリクと魔女』

フランスで異例の大ヒットを記録した、ミッシェル・オスロ監督によるこの長編アニメーション。日本ではスタジオジブリがその配給をバックアップし、声優として浅野温子、神木隆之介が参加。神話的世界観のなかで展開される教訓的なお話は、子どもと一緒に楽しむのにぴったり。鮮やかな色彩で生命感あふれるビジュアルが強く印象に残ります。

『WATARIDORI~もうひとつの物語~』

3年に及ぶ撮影期間で世界20ヶ国をロケし、100種類を超える渡り鳥の壮大なる旅の軌跡を収録したジャック・ペラン監督作品。鳥たちの視線で、空を飛んでみませんか?

『バグダッド・カフェ 完全版』

ホリー・コールの歌声からはじまる。名曲『Calling you』のあまりにも静謐とした音に、目の前に広がるのは、何もない荒れ果てた砂漠と人々。世界的にヒットしたその理由は、見て感じてください。1987年、西ドイツ作品。

『カジノ』

SEMAショーが開催されたラスベガスが舞台。といっても時代は1973年。欲望の街で起こる栄光と凋落のストーリーは3時間を感じさせない。

ディスカバリー・チャンネル 『鯨たゆたう、青のうた』

ザトウクジラの生態を一年かけて追いかけたドキュメンタリー。映画「タイタニック」の水中撮影監督、アル・ギディングスがハワイやアラスカの大自然を舞台に捉えた映像はヒーリング効果抜群。

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