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独自の世界観で描かれた、ピックアップトラックの存在意義

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独自の世界観で描かれた、ピックアップトラックの存在意義

日本未発売の稀有なベース車へ、
世界に羽ばたくカスタム文化を

東京オートサロン2018の「TOYO TIRES(トーヨータイヤ)」に展示された1台のピックアップトラック。日本未発売の巨体なアメ車と、後付けフェンダーやド派手なラッピングとの組み合わせは否が応でも目に留まってしまう。
ブースのコンセプトは、”加速する情熱”というが、いい意味で一流のタイヤメーカーらしからぬ奇抜な演出。その情熱をカタチにすべく、大阪と埼玉に拠点を構える「エスアンドカンパニー(以下:エスカン)」が立ち上がった。

昨年は超希少なブガッティ・ヴェイロンにボディラッピングや特注の”アジオスポーツ”の鍛造ホイルを装着し展示したと思えば、クラシカルなメルセデス・ベンツ560SL(R107)をマジメにフルレストアするなど、常に型破りな感覚を持つ情熱集団である。「エスカン」は、まさにコンセプトにハマる適役だったのかもしれない。
今回のオファーは『OPEN COUNTRY シリーズ』のPR。今回ラプターに装着した「OPEN COUNTRY R/T」は、オフロード性能とオンロードタイヤ性能を両立するハイパフォーマンス新カテゴリータイヤなのだが、ドメスティックカー造りを得意とする「エスカン」にとっては異色の世界だ。
TOYO TIRESという大企業、そして東京オートサロンという一大ステージ……。これほどの大きなプロジェクトにも関わらず、その第一目標は檜舞台での”受賞”。どこまでも型破りな集団である。

ベースは、「フォード F150ラプター」。
北米市場を意識している「TOYO TIRES」にとって、本国で旬なピックアップトラックは格好の素材だ。そして、ボディキットは「TRA KYOTO」、足回り等は「THE CHECK SHOP」、ボディラッピングは「ART FACTORY GRAPHICS」が担当し、”エスカン”率いる強力な布陣によってプロジェクトはスタートする。

まずは、ボディワーク。
ただでさえ巨漢なボディに与えられたワイドフェンダーは、北米ではテッパンの”オバフェン”ではなく、「TRA KYOTO」らしい繊細なラインで描いたブリスターが与えられた。加えて、フロントバンパーも調律。本場のような荒々しい印象というよりも、そこにはセクシーにも感じる流麗なフォルムを手に入れたのである。

足元には、アメリカの鍛造モデル『Pokal Cutom Felgen Wheels』を特注でセット。SUV、ましてやピックアップトラックとの組み合わせは、世界的に見ても稀有だ。
この異例なコンビも異端児らしい”THE CHECK SHOP”ならではのセレクト。もちろんタイヤは「OPEN COUNTRY R/T」
だ。

さらに”情熱”をPRするうえで、視覚的に魅せることも重要項目。
「ART FACTORY GRAPHICS」が担当したラッピングは、TOYO TIRESのイメージカラーを活かしつつ、ブロックパターンを施すという懲りよう。

そして、構想から完成までわずか3ヶ月。『TOYO TIRES-RAPTOR type1』と命名された異次元の1台は、東京オートサロン2018の舞台へ。しかも「SUV部門」の優秀賞を獲得してしまったのである。
これは、SUVタイヤでも打ち出ししたいTOYO TIRESにとって格好のPRとなっただろう。また、日本では稀有なカスタム文化が評価されたことは、その存在意義と価値を証明したことにもなった。

いま、北米ではピックアップトラックが大ブームとなっている。カスタムの方向性も”SEMA SHOW”を見ても分かるように、じつにアメリカらしく多種多様。
しかし、トレンドの先駆者たちによってプロデュースされた新進気鋭の1台には、USメイドにはない”ハズシ”が宿っているように思う。

日本のカスタム文化を込めた「F150ラプター」は、2018年のSEMAショーに出展する予定だ。
すなわち次なる目標は、世界への挑戦。アメリカでその真価を問われることになる。

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この記事の執筆者

東山 ちょう

Cho Higashiyama

某敏腕編集者

東山 ちょうの記事一覧>>

誰もその素顔をみたことが無い。ただ分かっているのは凄腕の編集者であるってことだけ。いつかその人物像が明らかになる時がくるのか!?

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東山 ちょうCho Higashiyama

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