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なぜスナック特集はできないのか。その2

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 さて、前回は「スナック特集をしたら?」のご意見をいただくことが多いのに、ナゼしないのか(できないのか?)と、大上段に構えたものの
バーの話であったり、退社時間の話であったりと、あっちこっち閑話休題となってしまいました。

 あらためて、時代はスナックな気分になっている、けれど特集にはできない(しづらい)、というお話です。
 スナックな気分と、特集にはできない(しづらい)という話は、根本は同じことではないかと思います。正しく言うと、特集にできないわけではなくて、
できるけれども、いわゆる雑誌の形態では難しいのではないかと思っています。

 実は、これはもう答えがあります。

 都築響一さんの『天国は水割りの味がする~東京スナック魅酒乱~ 』を読め!

 いきなり命令口調に、なって失礼しました。

 都築さんが東京にある50のスナックに通って、飲んで、描いた渾身の作品です。一つひとつの店の奥までグーっと入り込んでルポされているので、2段組で800ページオーバーという、とんでもない電話帳のような本ですが、読み終わるとドーンと来ます。
 それはおそらく、いろんな人の人生を垣間見たことの重みではないかと思います。
 その善し悪しも、1回行ったくらいではわからない、語れないもの。もちろん、居酒屋だって、三ツ星のレストランも1回行ったくらいで語り尽くせるものではありません。

 ただ、スナックの場合は、店としてのスペックは、どこもほぼ同じ。とんでもなく料理が旨いとか、酒の種類がたくさんある、という店もあるかもしれませんが、スナックを語る上で、そこまで重要じゃない気がします。
 このコラムでも、何度か言ってきた、「だれにとってもイイ店はない」が、スナックはその傾向がもっと強いように思います。
 ママさんとの相性もありますし、常連さんとの相性もあります。簡単に相性と書いてしまいましたが、この相性というのがまた難しい。
 これこれこうだから相性が良い、という化学式のようなものはないし、勝利の方程式もありません。ただなんとなく肌に合う感覚という。
 こればっかりは、その人がその店に行って体験するしかない。判断するしかないんですね。だからこそ、都築さんも夜な夜な同じ店に通わずには書けなかったのだと思います。

 スナックで雑誌でとりあげることはできるけれども、それはたんなる店のスペックが書かれたリストでしかなくて、その店の本質の部分を伝えようとすると、1軒に膨大なページを割かないといけないと思います。
 なので、読み物としてのスナック特集はできるでしょうが、いわゆる雑誌的な展開でのスナックは紹介しづらいということです。わかりやすく作れない、とうのが正直なところでしょうか。

 そんな街の鵺のようなスナックゆえ、みんながなんとなくスナックな気分になっているのではなかろうかとも思います。
 飽食の時代と言われて久しいですが、そこそこのお金を出せば、いやそこそこのお金を出さなくても、かなりレベルの高い料理を食べることができます。

 これまた以前も書きましたが、お店へ行くことは、美味しい料理を食べるということも大きな理由ですが、そこにしかないものを体験するという部分がさらに大きくなっていると思います。

 先ほどの話に戻りますが、スナックはまさにその体験の善し悪しが、店との相性の良し悪しを決める大部分を占めます。大部分というか、100%と言っても過言ではないかもしれません。

 なんだかんだ言っても、よくわからない何かを求めて人は街に出て店に行くのだなぁと思います。だからスナックこそ、それぞれがいろんな扉を開いて飛び込んで行くしかない場所なんですね。

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この記事の執筆者

竹村 匡己

竹村 匡己

Masaki Takemura

MeetsRegional編集長

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MeetsRegional編集長(五代目)。出生地は京都は伏見。でも、稲荷的な伏見ではなく山のほう。保険会社のSEを経て、京阪神エルマガジン社入社。エルマガジン、サヴィ(たしか1カ月)、リシェ、ムックと転戦し、ミーツ編集部でグランドスラム達成。2014年12月より現職。タイニーでショートカットな女の子に弱い。

この記事の執筆者

竹村 匡己

竹村 匡己Masaki Takemura

MeetsRegional編集長

MeetsRegional編集長(五代目)。出生地は京都は伏見。でも、稲荷的な伏見ではなく山のほう。保険会社のSEを経て、京阪神エルマガジン社入社。エルマガジン、サヴィ(たしか1カ月)、リシェ、ムックと転戦し、ミーツ編集部でグランドスラム達成。2014年12月より現職。タイニーでショートカットな女の子に弱い。

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