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うどん屋も、アイドルも、カスタムも全部、編集!

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お店というのは、どういうものを扱うのであれ、いくつかのものをセレクトして販売する場所のことだと思います。それが、うどん屋であれ、カーショップであれ、百貨店であれ、たとえ風俗店でも。
なにかしらの商品(サービスや技術も商品)を、集めて売るのがお店です。
お客のニーズに合わせるのか、店のセレクトにお客が集まってくるのか、の方向性の違いはあれども、その店で売っているモノ(サービスや技術)に「良い!」と思うかどうか、ということですよね。

結局、店を作ることは編集だと思います。
編集と聞くと、本や雑誌、あるいはテレビやラジオなどの、いわゆるメディア(若い人ならウェブを真っ先に思い浮かべるかも知れません)の作業と考えがちですが、世の中の多くのことは編集で成り立っています。

編集とは、読んで字の如く、編んで集めること。

これにはパターンがいくつかあって、一番の基本は似たものを集める。
先ほどあげた、うどん屋がそうですね。いろんなメニューがあるけれど、それは「うどん」というカテゴリーからは離れていない。サイドメニューとして丼や、唐揚げなどのおかずがあったりするかもしれませんが、店の核となるのはうどん。
ここに突然、毛糸の販売が入ってくると、意味が分からない。
というか、売れない。
毛糸も売ってるうどん屋、というコンセプトをガッツリ打ち出さない限り、うどん屋に毛糸を買いに来る人はいない。
このコンセプトを打ち出す、というのが編集の基本でもあるんですが、それはそれで難しいので、今回は一旦置いておきます。

パターンのふたつ目は、関係のないaとbを組み合わせること、ですね。
昨年話題になった「ルイ・ヴィトンとシュプリームのコラボショップ」などは、その最たる例です。(最近は、やたらとなんでもかんでコラボというのが多いのが気になっていますが、それはまた別の話)
いわゆるハイブランドのルイ・ヴィトンと、ストリート発祥のブランド・シュプリームの、異種の組み合わせです。
この両者には、それまでいろいろと確執があっただけに「まさか!」と、なったわけですね。
まぁ、ヴィトンとエルメスがコラボしても、「まさか!」とはなったでしょうが、組み合わせるものにギャップがあればあるほど、面白い! となります。
ただ、なんでもかんでも組み合わせれればいいというものではなくて、そこにはなにかしらのニーズなり、ストーリーが必要かと思います。

「まさか!」、だけど「なるほど!」という。

たとえばメイド喫茶、なんかがそうですよね。メイド(しかもわりと非現実的なキャラクター)と、喫茶を組み合わせるというのは、発明であり編集ですよね。
かわいいメイドさんに会いたい、でも会うところがないというニーズがあった。
喫茶のホールスタッフとお客くらいの距離感がちょうどいい。それにオプションで、良い塩梅で触れ合う(肉体的にという意味ではないですよ)こともできる。

そこから派生して、メイドの耳かきの専門店なんかもあります。

ちょっと話がズレますが、AVとか風俗業界って、本当にあの手この手の方法論で攻めてくるな、といつも感心します。流行り物へのオマージュ(あえてパクリといいません)も速いですし、新しい技術の導入(VRとか)も速い。
それだけ、世間にニーズと関心があるのだと思うと、それはそれでザワザワします。
アンダーグラウンドな世界だけに、特化してしまうというか、特化しないと生き残れないというか。
とにかく、キャッチコピーでグッとつかまないという意気込みに溢れています。
それはつまり編集の極地であり、極北であると。

いうなれば、アイドルもそうですよね。組み合わせです。AKB48も、ももクロも、キャラの違う子を何人か組み合わせてひとつのグループにする。ガッチャマンとか、戦隊モノとも共通です。

車のカスタムも、同じことじゃないかと思います。
どういうパーツを組み合わせるのか、どういうカラーリングにするのか。
そこには、いくつかのセオリーとストーリーがあって、「まさか!」なり、「なるほど!」となるという。
圧倒的な見た目の迫力で押す、というのもひとつの方法論です。
軽自動車に、フェラーリのエンジンを積む、みたいなのも「まさか!」な編集ですよね。

そう考えると、世の中すべてが編集で成り立っているんじゃないかなー、と思います。
実は、その裏側には「人」という、大きなものが絡んでくるのですが、それはまた次回に。

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この記事の執筆者

竹村 匡己

Masaki Takemura

SAVVY編集長

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SAVVY編集長。出生地は京都は伏見。でも、稲荷的な伏見ではなく山のほう。保険会社のSEを経て、京阪神エルマガジン社入社。エルマガジン、サヴィ、リシェ、ムックと転戦し、ミーツ編集部へ。MeetsRegional編集長(五代目)を経て、再びサヴィ編集部に。2019年9月より現職。タイニーでショートカットな女の子に弱いです。

この記事の執筆者

SAVVY編集長。出生地は京都は伏見。でも、稲荷的な伏見ではなく山のほう。保険会社のSEを経て、京阪神エルマガジン社入社。エルマガジン、サヴィ、リシェ、ムックと転戦し、ミーツ編集部へ。MeetsRegional編集長(五代目)を経て、再びサヴィ編集部に。2019年9月より現職。タイニーでショートカットな女の子に弱いです。

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