
【ロビンズエッグブルー】と耳にされて、「あ!あの色ね♪」と思われる方、どれくらいいらっしゃるでしょうか?
「白には200色あるねんで~」とアンミカさんもおっしゃるように、色の世界は広いですね。
話をロビンズエッグブルーに戻します…。
こちらの車輛は2月の大阪オートメッセで弊社出展ブースに展示をさせていただいたベンツG63です。
ブースでひときわ目立つこの色!!
「わ♬カワイイ!!」「乗ってみたーい」と特にレディースからの熱い視線を受けていました。

ベンツG63は、全体的にゴツゴツしていて一言でいえば、「頑丈」という印象があります。
特に車体がマッドブラックだったりすると、もう…最強です!

2025年6月、ホワイトのG63を購入されたオーナー様が、Tiffanyの紙袋をお持ちになり、「これと同じ色にしたい」と、ご要望をいただきました。
車体の色を変えるには、ご希望の色のフィルムを貼る「ラッピング」とボディに直接色を塗る「塗装」の2通りの方法があります。
弊社でも、数々のお車にラッピング施工をさせていただいておりますが、G63のように凹凸がある車輛にフィルムを貼る場合、凹凸部分ごとにフィルムを貼るため、どうしても「切り貼り」となり、一体感がなくなります。
凹凸を切り分けず、一枚のフィルムを貼ると経年でフィルムが浮き上がることも懸念されるため、ご要望にお応えするには「塗装」の方法で対応するのがベストでした。
また、塗装施工は自然な艶感を出せるというメリットもあります。
まずは色づくりです。
こちらは弊社の調色室にある塗料です。
この中から最善の色を選んで配合していきます。調色士の腕の見せ所ですね!


こちらの調色機で紙袋の色の配合をチェックし、出てきた数値通りに色を配合します。
残念ながら、調色機のデータ通りの配合をしても実際の紙袋とは同じ色になりません。
配合した色から白と青を抜いて、緑を足す…うーーーん。まだ違うか…。
色みを加えたり、引いたり微調整を繰り返して色を作ります。


試行錯誤をしてできた色がこちらの4種類。
最後はオーナー様に選んでいただき、使用する色が決まりました。
次はボディのバラシが始まります。
完成車のまま塗るのではなく、ボディをすべてばらしてパーツごとに細部まで塗っていきます。
どんな小さな隙間もすべてロビンズエッグブルー♬裏の裏までロビンズエッグブルー♬♬
1mmの塗り漏れもありません。
もちろん、リアゲートにあるエンブレムもその貼付け位置の目印を残しながらすべて取り除き、塗装します。

塗装担当者によりますと、一番手間がかかったのはホイールだったそうです。
こちらのホイールは「ダイヤモンドカット」が施されており、そのカットを残すためにマスキングテープを隈なく貼る必要があります。このマスキング作業、繊細な手仕事が求められます。
一見すると、サクッと貼ってそうなんですけどね。様々な角度に別れているので色を乗せる部分と乗せてはいけない部分。本当に細かい部分をキチンとマスキングしないと仕上がりにムラが出てしまいます。
ボディと違い、ホイールのバラシには限度がありますものね。パーツごとにスコーンと外せないところが辛い。
ホイールの奥に見えるキャリパーもロビンズエッグブルー♬
一目ではわからない細部まで全集中での作業です。根気のないワタシにはできません
写真の緑色の部分がマスキングテープを貼った部分です。

もとのホイール

マスキング後の
ホイール

塗装後のホイール

完成ホイール
オーダーから半年をかけて車輛が完成しました。
IT技術やAIに頼ることも多い日常ですが、ヒトの手でしか成し得ない、弊社の鈑金・塗装部門の技術が光る1台です。もう、芸術作品ですね🌟
お陰さまでオーナーさまにもご満足いただき、今回の展示も快くご承諾いただきました。
オーナー様はこちらのお車を普段使いされているそうです。
どこかで見かけられましたら、エスカンのことを思い出していただけるとウレシイです。







