本日はZN8 GR86エンジンオイル交換のご入庫です。
たかがエンジンオイル、されどエンジンオイル。
メンテナンスの基本中の基本作業です。

ところで皆さんはエンジンオイルの役割についてご存じでしょうか。
定期的に交換しないといけない
汚れていてはいけない
なんとなくそうは知っているものの
実際にはどのような役割があり
交換しなければどのようにいけないのか。

実際に説明してみて、と言われると
プロの中でもスラスラ話せる方と
そうでない方がいます。

そこで本日は改めて私がご説明させていただきます！

まずエンジンオイルには７つの役割があります。
①潤滑作用

エンジンは高温で金属同士で摩擦が発生します。エンジンオイルは接触面に油膜を張りエンジンを保護する役割があります。

②冷却作用

エンジンオイルはエンジン内部の熱を吸収する役割があります。

③緩衝作用

各部品に非常に大きな圧力がかかるので、圧力を分散させ衝撃を吸収し損傷を防ぎます。

④防腐作用

空気や水が直接触れない様にし、錆の発生を防いでいます。

⑤密閉作用

部品と部品の間に入り気密性を高めています。

⑥清浄作用

金属片やカーボンが蓄積しない様にしています。

⑦酸中和作用

エンジンは燃焼により腐食性の高い酸性のガスが発生するのですが、その酸を中和し金属を腐食から守ります。

このように様々な機能を
オイルそのものや、オイルに含まれる添加剤によって
行っています。

定期的に交換が必要なのは
これらの機能を正常に保つためです。
清掃作用により汚れはオイルに溜まってきます
添加剤の機能も失われていき
また溜まった汚れが徐々に固形物となってきて
エンジンオイル通路内の狭い部分が詰まってしまったり
修道部分の作動が悪くなり最悪の場合
エンジンブローにつながります。

またメカニック達は
エンジンオイルの色、匂いなどによって
エンジン内部の異常摩耗や
エンジン内部へのガソリン漏れなど
エンジンの異常に気が付く場合があります。

プロの目でエンジンオイルを点検、交換することで
お客様のお車の健康を保つことができます。
そういったことを意識しているメカニックが作業するか
そうでないメカニックがただ入替作業をするのか
オイル交換一つでもメカニックの質は問われます。

エスアンドカンパニーでは
熟練のメカニックたちが五感を研ぎ澄ましながら
オイル交換やその他の作業をしています。
どのようなご用命でも
是非当店にご相談ください。

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