
フィルム部門のふみやです。
ポルシェ、992.2GTSに飛び石等からボディを守るプロテクションフィルムをフロントフルSET(ボンネット、フェンダー、バンパー、ヘッドライト)に施工しました。
ポルシェは他のメーカーに比べオプションが豊富で、自分で自分の車を作りあげていく感覚がすごくいいなと思い施工前に車を観察させていただくのですが、珍しい!と思ったオプションを紹介します!
1つ目は「クレストマーク」です。ボンネットに取付られているクレストマーク、通称エンブレムですが通常のカラーリングと異なり、ダークな印象ものに変っています。単にモノクロやスモーク化したものとは異なり、金属の光沢を残しつつ暗いボディ色に合う特殊なクレストマークなっています。
2つ目は足回りです。全体のイメージに合わせ、ホイールはマットブラック、キャリパーもブラックで塗装されています。さらに、ホイールキャップはボンネットに取付られたものと同じクレストマークが取り付けれており、全体が統一されていました。
実はポルシェはオプションが多いがゆえにフィルム施工時によく確認しなければならないことがあります。
それは「カットデータ」の確認です。
プロテクションフィルム施工は車種ごとに専用のカットデータが存在し、そのデータを元にプロッターと呼ばれる専用の機械でフィルムをカットし、施工します。当然、カットしたフィルムが施工車両と異なっているとやり直しになります。
同じ992型でも、カレラ、カレラT、GTS、GT4、GT4RSなど様々グレードが存在し、バンパーの形状など大きく異なります。また、同じグレードでも空気の通りを良くするためのダクト装着されていたり、スポーツパッケージのオプションが付くとカーボンパーツに変更、追加になっているなど1台1台少しずつ違いがあります。
エスアンドカンパニーではそうした違いを1つ1つ確認し施工車両にあったカットデータを作成します。
傷がつく可能性のある後切り作業なくし、美しいカットラインでの施工のため「カットしたフィルム」での施工にこだわっています。